観光庁のメールマガジンを購読していますが、なかなか勉強になる資料を発見しました。
今後の観光人材育成のためには、「観光産業における経営マネジメント層が身に付ける能力/分野の構成バランス」が重要と言うことで、一橋大学MBA科目や、国内外の観光関連大学の科目を参考に、ワーキンググループによる大学授業のカリキュラムを検討しているそうです。
その資料というのは、「日本の観光産業が抱える状況」と照らし合わせた「求められる能力」がまとめられていること。
コトラーのホスピタリティマーケティングが日本ヴァージョンになって、簡単に概略だけまとめられたような感じでしょうか。
まだまだ業務経験が浅いので、資料の妥当性について評価は出来ないですが、
自分の将来像とそれに必要なスキルについて考える参考にはなりそうです。
・意思決定
-経営哲学
-戦略論
-マーケティング
・環境管理
-内部環境分析
-外部環境分析
・管理
-会計・財務
-金融・証券
-組織・人材
-業務管理
これらの項目の下に、日本の「ホスピタリティ事業の特有性から見た求められる能力」が記載されています。
これを参考に、自分の将来像と現在のスキルのギャップを埋めるために何が必要かを体系的に管理することもできるのかもしれません。
また、これを参考にしたカリキュラムの修了者が現場に出てくる、現場から改めて学びに行くという流れが出来てくると、産業としての観光の位置づけも大きくなってくるのでしょう。
人材育成が重要!といわれても、その学習機会が現場に頼られ、しかし現場にはそこまでの余裕もないというのも現実です。
『経営マネジメント層に必要な資質から見たカリキュラムの検討について』(PDF)
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