2009/02/11

霞が関の政策より人口4000人の村の方が効果大

長野県下條村、出生率「2.04」の必然
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090209/18...

地方再生の成功事例。これは映画になってもいいかもしれない。期間が長すぎて見飽きるだろうけど。まるで「県庁の星」のようなサクセスストーリ。

まずは財政改革。歳入増が見込まれないため、歳出のカット。職員の生産性を上げるための意識改革。初めはうまくいかず、職員をホームセンターに派遣し現場に立たせてみる。そして意識が変わりだす。

行政サービスの明確化。歳出を抑えるために、行政が出来ること出来ないことをはっきりさせた。道路作り。コンクリートと砂利を支給し、あとは村民に自分たちで作らせた。いまでは1000箇所以上の道が住民の手作り。これによりコミュニティの活性化という副次効果。

「村民倍増計画」発動。若者招致のための住宅支援は、国の補助金に頼ると条件項目がありすぎて村の求める「コミュニティに参加する意思のあり、子育てをしたい家族」を集められなかった。地域活動に参加しない若者も集まり、失敗に終わる。
そこで、村のお金で住宅整備を初め、隣の飯田市から求める人が流れてくる仕組みを作った。

リストラと意識改革。サービスの明確化。獲得戦略の実行。
同時進行で進んでいたであろうこれらは、段階的にそれぞれの効果的な実現に結びついている。まさに再生の王道プロセス。

下条村の変革の道のり
http://www.zck.or.jp/forum/forum/2575/2575.htm

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